8/14にHuluにて配信された「BUMP OF CHICKEN LIVE 2022 Silver Jubilee at Makuhari Messe 02/10-11」
正直ライブがあったことも知らなかったし、放映日時も知らなかった。
知り合いから連絡がきて、見逃し配信あるよ!新旧色々歌ってて最高だった!という感想を聞き、
そういえば最近ライブって見てないなぁ…という事でHuluストアで購入。
BUMP歴
私は1986年生まれの35歳。
それこそ中学生の時に「天体観測」でBUMPを知りました。
その後、高校生の時に2ちゃんねるのフラッシュで「K」や「ダンデライオン」を知り、再びBUMP OF CHICKENと再会。
天体観測の一発屋かと思っていたものですが、そこを切っ掛けにBUMPの歌詞に注目していくようになりました。
最初は物語調で面白いなぁ、という感じでしたが、アイデンティティの形成期という思春期には「なぜこんなに私の悩みを拾い上げてくれて、そっと日常に戻せるのだろう」という寄り添いに出会い大好きに。
当時はMDにBUMPセレクションを作り学校に行きながら聞く毎日。
PONTSUKA!!は毎週聞き、ネットでの友達に高知で見られない番組をVHSに録画して送ってもらったりしたものです。
参加したライブは2004年のMY PEGASUS、2008のホームシック衛星。
どちらも高知のBay5スクエアという、もうBUMPは到底来てくれないであろう小さなスタンディングライブハウスでした。
20代前半までは聞いていたのに、知らない間に積極的に聞かなくなっていたBUMP。
でも新曲が出たり、ドラマやアニメ、ゲームなどとのタイアップ…BUMPはずっと精力的に活動をしていました。
あ、BUMP新曲出たんや、あ、CMでも聞くなぁといつでもBUMP OF CHICKENは私の人生の横軸をよりそってくれていました。思春期からずっと。
しかし、高校生や20代前半の頃のように「わー!!」という燃え上がりはなくなっていきました。
そんな中で見た配信ライブ
まず一切声を出さない観客に感動
昔なら曲間に「ふじくーん!」「ちゃまー!」など聞こえていたものです。
その我の気持ちを抑えて、今回のライブを大事にしたい、というファンの気持ち。凄い。
友人から聞いた通り、本当に新旧入っていて、懐かしいイントロが流れるたびに「おお…!!」となります。
一曲ずつ感想を述べたい気持ちもありますがそれはさておき。
私はつまらない大人になってしまった
と認識させられるライブでした。
BUMPの感謝の気持ちや、ファンの皆がライブを大切に思う気持ち
その場所から紡ぎだされる歌にただただ涙して
「ああ、私はなんてつまらない大人になってしまったんだろう」
「どうして忘れていたんだろう。大切な夢も、全身全霊で歌う気持ちも、辛いことがあったときガラスのブルースがいつでもそばにいると分かっていたのに、忘れてしまっていた。」
「私の夢はなんだった?辛い事があった時我慢して笑ってやり過ごして、お給料もらえればそれでいいんだっけ?」
私が知った時のBUMPのメンバーは20代前半だった、
今は40代のおじさんになった。
でも、歌っている言葉は変わらず青臭く、人を励ましてくれる。
BUMPと出会ったとき私は10代だった、
今は35歳の子持ちの主婦になった。
やりたいことより、これから先どうなるかを見ている
目先の楽しい事より、まだ分からない老後について心配している。
私は10年続けていたサービス業をやめて、看護師になった。
看護師になって3年たったが未だにやりがいを感じていない。
前の仕事は楽しかったなぁ、
でも看護師は手に職やし給料も安定していると、言い聞かせている。
BUMPのライブを見てこれからの事を考える
私にとって守るべきものは家族との平穏な生活だ。
「誰もがそれぞれの切符を買ってきたのだろう。」
だから今このやりがいを感じていない仕事だって、家族を守るための「リトルブレイバー」である。
でも「得意なことがあったこと、大切な夢があったこと」も事実。
私はもっと人と触れ合い、人の喜びになることがしたい。
できれば看護の資格を生かしながら笑顔で仕事がしたい。
いやなことがあったときは「空を見上げて笑い飛ばしてやる」
それを考えさせてくれた今回のライブ、そして変わらずに笑顔でわちゃわちゃと歌い続けてくれるBUMPに感謝する。
辛い時に支えてもらっているのはいつでも私達の方だと、皆叫びたかったと思う。
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